top of page

和菓子を掘り下げて得たAHA!体験

  • 2024年6月9日
  • 読了時間: 3分

日本を英語で紹介する動画を作り続けて3年。なんと、内閣府が発行する広報誌Highlighiting Japanにコラムを寄稿させていただくことになった。


「世界へ広めたい日本の文化や特色を紹介する広報誌で、海外の人が興味を持つような日本の文化、特色について執筆してほしい」という依頼で、試しに過去の記事を覗いてみると

日本の橋を歴史的・構造的に解説したものや、全国の桜の種類を植物学的に解説された記事など想像以上にマニアックなものも多くて、私に務まるだろうか・・・と少し不安になる。



日本庭園に向かって座る女性


決定した5月号のテーマは「和菓子に込められたメッセージ」

海外の人々からも人気の高い日本の伝統菓子・和菓子を紹介する記事で、見た目の美しさや味を紹介するだけでなく、和菓子に込められた意味も解説し、読者に和菓子についての理解を深めてもらうことが狙いという。


限られた文字数のなかでの執筆のため、今回は下手に私の色を出そうとせずに プレーンに書くことに努めた。


実際に私が書いた記事はココからどうぞ↓(日本語に切り替え可能です)


===

実際の記事の中では到底触れられなかったけれど、記事を書くにあたって色々と情報を調べるなかで、個人的に面白いと思ったことがある。


どうやら一部の和菓子の起源は中国の点心の文化(小籠包とか焼売とかのアレ)にあるらしい。それが中国から渡ってきたけれど、日本ではもともと肉食を忌む習慣があったため、肉を詰める代わりに赤い小豆を用いた、という話。


たしかに調べたら「羊羹」はもともと羊の肉の入った汁だったから”羊”の”羹”(あつもの・・肉・野菜を入れた熱い吸い物)と書くらしいし、大福などに使われるモチモチした生地を「ぎゅうひ」と呼ぶのは牛の皮から連想されてついた名前だけど語感を変えるために「求肥」という字をあてたらしい。


そういえば和菓子の発展を考えるにあたって茶道との繋がりは欠かせないし、茶道と仏教/寺との繋がりも見過ごせない。殺生を避ける仏教の教えと、動物性のものを使わない和菓子の特性は相性がいい。なるほど、そういうことか!と大きな納得感を得た。



直接的な関係はないけど、流れで「ういろうはどうして”外郎”なんだろう?」と調べてみると、中国の官僚職の名前からきているらしい。つくづく日本文化の端々に中国文化の影響があるもんだね。



===


お茶をするでもない私にとって、これまで和菓子との距離感は決して近いとは言えなかった。


でも実は内閣府からこのテーマをもらう数日前に開催したディスカッション会(フォロワーとの語りの場)にて、たまたま和菓子コンテンツを発信する方から先ほどの点心の話や最近の潮流についてお話しをしていた。


わずか数日の出来事で、まさにこれは自分が正しい流れに乗れている証なのかも!と思った。



(参考リンク)

全国和菓子協会

世田谷自然食品



コメント


bottom of page